種別 論文
主題 ∪形桁の側壁の桁剛性・耐力への寄与に関する実験的研究
副題
筆頭著者 村田信之(鉄道総合技術研究所)
連名者1 石橋忠良(JR東日本)
連名者2 吉野伸一(JR北海道)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 235
末尾ページ 240
年度 1987
要旨 1.まえがき
現在、一般のコンクリート桁の設計において、防音壁等の側壁高欄(以下側壁という)は、桁本体と一体に造られている場合でも荷重としてのみ考慮されており、桁の剛性・耐力の計算には評価されていないが、これらを評価することにより合理的な桁の設計・施工が可能になると考えられる。
そこで、側壁を桁本体の一部とみなしたU形桁の側壁が桁剛性・耐力に与える影響を定量的に把握するため供試体で載荷試験を行ったので以下に報告する。

4.まとめ
これまで、側壁高欄はコンクリ−ト桁の設計において、桁本体と一体に造られている場合でも荷重としてのみ取扱ってきたが、側壁の桁剛性・耐力への寄与の程度を定量的に把握できたので側壁を設計断面に考慮することか可能になった。
なお、本実験の範囲、3≦l/t≦9、3.8<IW/IA<16.7、0.025<h/L<0.16において以下の結果を得た。
(1)U形桁の側壁の桁剛性に対する寄与の程度は、スパンL、側壁を有効とした断面二次モーメントと側壁を無視した断面二次モーメントの比IW/IA、張り出し部の張り出し長さと厚さの比1/tに影響を受けることが確認され、曲げ剛牲に対する側壁の効果は、側壁を含めて全断面有効として求めた断面二次モーメントIWを用いて計算した曲げ剛性(K=EIW)に前記の式(1)、(2)、(3)より求めた低減係数α、βを乗じるものとする。なお、α×β≦1.0とする。
(2)曲げ耐力に関しては、側壁部の鉄筋の定着と配筋を確実に行い、側壁と桁を一体化すれば、終局曲げ耐力の計算は側壁を含めて全断面有効としてよいことが明らかとなった。なお、スパンの短い桁や下路形式の桁は、曲げ耐力が押抜きせん断耐力に比べ大きい場合があるので押抜きせん断耐力の検討も十分行う必要がある。
以上、桁剛性・曲げ耐力に側壁を考慮することにより、同一スパンとした場合、桁高、鉄筋量が少くなり、合理的・経済的な桁断面とすることができる。同一スパンの桁において側壁を含めて全断面有効として設計することにより、側壁を考慮しない設計に比較し、鉄筋、コンクリートの数量が約20%程度少なくなる。
PDFファイル名 009-01-2040.pdf


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