種別 論文
主題 水中における鉄筋コンクリートはりの疲労性状
副題
筆頭著者 西林新蔵(鳥取大学工学部)
連名者1 井上正一(鳥取大学工学部)
連名者2 大谷公行(三井不動産建設)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 633
末尾ページ 638
年度 1987
要旨 1.まえがき
近年、コンクリート製の海洋構造物が建造される機会が増えているが、この種構造物はその機能上長期にわたっての耐久性が要求される場合が多い。しかし、一方においては、この種構造物はそれを取り巻く環境が極めて過酷で、海水による化学的侵食作用の他に、波や水などの環境荷重によって疲労や衝撃の影響を受け、極めて劣化し易い条件下にあるといえる。
ここでは、海洋コンクリート構造物に要求される我々の耐久性のうち、疲労の問題を取り上げ、水中および気中環境における鉄筋コンクリート(以下RCと称す)はりの疲労性状を明らかにし、併せて水の存在がRCはりの破壊様式や疲労強度に及ぼす影響を検討した結果について述べる。

4.結論
本研究は、海洋コンクリート構造物の疲労性状を把握するための手始めとして、水中環境下におけるRCはりの疲労性状を検討したものである。ここでは、研究の範囲内で明らかになったことを列挙し、結論とする。
1)RCはりの破壊様式は水中と気中で異なり、気中では曲げ破壊するはりであっても水中においてはせん断破壊になり易くなる。このせん断破壊は、コンクリート強度が高くなるに伴って、斜め引張からせん断圧縮、さらには斜めひびわれとの交差位置の主鉄筋破断型の破壊へと移行する傾向がある。
2)RCはりの各荷重比における疲労寿命の分布は、水中や気中の環境条件にかかわらず対数正規分布に従う。
3)水中におけるRCはりの200万回疲労強度は気中におけるよりも15〜25%程度小さくなるが、a/dが大きくなるに伴って、この低下の程度はやや小さくなる。
4)水中におけるRCはりのせん断補強は気中ほどには期待できないが、スターラップを配置することによって、はりの疲労寿命は長くなり、疲労寿命のばらつきは小さくなる。
5)水中では、曲げひびわれ幅は気中よりも小さいものの、同一荷重比におけるたわみは気中よりも大きく、さらに斜めひびわれの発達・進展速度が極めて大きくなる。
PDFファイル名 009-01-2109.pdf


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