| 種別 | 報告 |
| 主題 | 水平力を受ける不静定架構における梁の軸力について |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 最上達雄（大成建設技術研究所） |
| 連名者1 | 是永健好（原子力工学試験センター） |
| 連名者2 | |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 9 |
| 号 | 2 |
| 先頭ページ | 253 |
| 末尾ページ | 256 |
| 年度 | 1987 |
| 要旨 | 1.まえがき 一般に、構造部材の実験は静定構造の加力形式で行なわれることが多い。したがって、コンクリート系部材の実験では部材の塑性化とともに生じる材軸方向の伸びは自由となる。しかし、鉄筋コンクリート架構内の梁は、その周囲にあるスラブ・柱・壁などによって軸方向の伸びが拘束されるため梁の塑性化とともに梁に軸力が生じる。このことはすでによく知られているが、実際の建物では梁の軸方向の伸びを拘束する柱・スラブ等の付き方及びその剛性はさまざまであり、梁に生じる軸力をケースに応じて適切に評価するのはかなりむずかしい。そのため、実際の設計では、梁に付加的に生じる軸力の影響は小さいと考え、計算の簡便さから梁の軸力は無視している。 梁の軸方向変形と柱等の拘束による付加軸力の影響を検討した研究例1),2)はあまりなく、梁に関してはスラブの効果とともに不明な点のひとつである。著者らは、既に文献3)において報告した一次不静定の門形ラーメン内のアンボンドプレストレストコンクリート梁(以下、アンボンドPC梁)の実験から梁に生じる付加軸力を断面解析により推測した。本報告はその結果について述べるものである。 5.あとがき 既往の研究1),2)では、梁の軸方向の伸び及び柱等による拘束が無視できない場合があるという報告もあるが、今回検討を行なった試験体の範囲では、梁の塑性化によって生じる付加軸力が曲げ耐力に与える影響は小さかった。 |
| PDFファイル名 | 009-02-2043.pdf |