種別 | 論文 |
主題 | 海水による鉄筋発錆に関する自然電位と微細構造 |
副題 | |
筆頭著者 | 田代忠一(山口大学) |
連名者1 | 上岡健三(山口大学) |
連名者2 | 飯塚信之(山口大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 1 |
号 | 0 |
先頭ページ | 45 |
末尾ページ | 48 |
年度 | 1979 |
要旨 | 1.まえがき 海上もしくは海岸付近のコンクリート中の鉄筋腐食、さらに近年河川砂の枯渇化に伴いコンクリート用骨材としての海砂の使用による鉄筋の腐食などは、鉄筋コンクリートの構造物の耐久性を、著しく劣化させており、これは重要な問題である。 海砂および海水を用いたコンクリート中の鉄筋の腐食に関しては、従来多くの試験、実験、研究がみられ、防錆についても良質のコンクリートの使用や、かぶり厚さを多くとることや、耐食性鉄筋の使用などの結果に対処されてきた。しかしセメントおよびコンクリートの微細構造的見地から、鉄筋の発錆とその防錆に関する研究は多くない。 本研究は、コンクリートの養生条件やコンクリートへの添加物などが、セメントおよびコンクリートの微細構造にどのような影響を与え、いかに防錆に効果をもたらすかという観点にたって研究をおこなった。 4.まとめ 海水練りと水練りの鉄筋コンクリートを用いて鉄筋の発錆に関して、供試体の電位差測定とその微細構造の研究を行った。 添加物としてのCu(OH)2を加えた供試体は、他の無添加の供試体と比べて、特異な電位差の推移を示し、鉄筋の防錆に関してよい効果をもたらすことが、考えられる。 |
PDFファイル名 | 001-01-0012.pdf |