種別 | 論文 |
主題 | フレッシュコンクリートの性質に関する基礎的研究 |
副題 | レオロジー的性質に及ぼす粗骨材要因の影響 |
筆頭著者 | 水口裕之(徳島大学工学部) |
連名者1 | 近藤明生(徳島大学大学院) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 1 |
号 | 0 |
先頭ページ | 101 |
末尾ページ | 104 |
年度 | 1979 |
要旨 | 1.まえがき 本研究は、フレッシュコンクリートをビンガム物体と仮定し、さらに、モルタルと粗骨材とから成る二相材料と考え、インクルージョンである粗骨材の量、粒度および粒形がレオロジー定数に及ぼす影響をマクロ的に観察するとともに、これらの粗骨材要因を表す指標について検討を加えたものである。また、現在フレッシュコンクリートのコンシステンシーを測定する方法として現場で広く用いられているスランプ試験が、レオロジー的にどのような意義をもつかについて考察したものである。 4.まとめ 本実験の範囲内で得られた結果は次のようである。 (1)モルタルの性質および粗骨材の粒形が一定の場合、Vgの増加とともにレオロジー定数は増大し、また、同一Vgに対しては、粒度によってηplおよびτyが異なっており、フレッシュコンクリートのレオロジー構成式を求めるためには、粗骨材の量と粒度とを表す指標を求める必要がある。 (2)モルタルの性質および粗骨材粒度を固定した場合、Vgが0.33位より大きくなると、同一Vgに対して粒形による変化が大となり、粒形の影響も考慮する必要がある。 (3)粗骨材表面積Sgは、粗骨材の量と粒度とを同時に表す指標としては不十分であり、今後、粗骨材の真の表面積に近いものが得られるような測定法ならびに新しい指標を検討する必要がある。 (4)粗骨材の量、粒度、粒形およびモルタルの性質の相違に関係なく、スランプ値は、τyおよびηplとそれぞれ高い相関関係が得られており、τyとηplとの間にもよい相関がある。 |
PDFファイル名 | 001-01-0026.pdf |