| 種別 | 論文 |
| 主題 | 鋼繊維補強RCはりの曲げ耐力および変形能力の寸法効果 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 谷川恭雄（名古屋大学） |
| 連名者1 | 山田和夫（名古屋大学） |
| 連名者2 | 畑中重光（名古屋大学） |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 1 |
| 号 | 0 |
| 先頭ページ | 369 |
| 末尾ページ | 372 |
| 年度 | 1979 |
| 要旨 | 1.まえがき 鋼繊維補強コンクリート(以下、SFRCと略記)の力学性質については、引張・曲げ載荷時の挙動を中心として、既に数多くの研究成果が報告されているが、その優れたじん性性能を有効に利用するためには圧縮載荷時の挙動やRC部材としての挙動について更に多くの資料を蓄積する必要がある。一般に、コンクリート中の鋼繊維は試験体によっては、ある方向に偏って配向する性質を有するため、SFRCの力学性質は通常のコンクリートのそれとは異なった寸法効果を有すると考えられる。そのため本研究では、SFRCを構造材として実用化するための基礎資料の充実を図ることを目的として、鋼繊維補強RCはり(以下、SFRCはりと略記)の曲げ耐力および変形能力の寸法効果に関する一連の実験的研究を行うことにした。なお、SFRCはりの力学性質について解析する際の基礎データを得るために、円柱形試験体および角柱形試験体の各種力学性質の寸法効果に関する実験も併せて行った。 4.むすび 上述のように、本研究により、試験体の断面寸法が約7.5cm以下のように比較的小さいSFRCはりの曲げ耐力および変形能力は試験体寸法によってかなり相違すること、鉄筋比の大きいRCはりにSFRCを適用することは、じん性改善の上で極めて有効であり、また、破壊性状に及ぼす試験体寸法の影響が小さくなること、および、SFRCのσ‐ε曲線をPopovics式で表示して求めたSFRCはりのM‐Φ曲線の計算値は大変形領域において実測値をかなり下廻ることなどが明らかとなった。なお、鋼繊維の配向・分散性を考慮に入れた解析を現在続行中であり、これらの結果については別の機会に報告する予定である。 |
| PDFファイル名 | 001-01-0093.pdf |