種別 | 論文 |
主題 | ポリエステルレジンコンクリートの強度に及ぼす影響 |
副題 | |
筆頭著者 | 大浜嘉彦(日本大学) |
連名者1 | 出村克宣(日本大学) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 1 |
号 | 0 |
先頭ページ | 389 |
末尾ページ | 392 |
年度 | 1979 |
要旨 | 1.はじめに 近年、プラスチックコンクリートに関する研究・開発が盛んに行われる中で、不飽和ポリエステル樹脂を結合材として用いて製造されるポリエステルレジンコンクリートの普及がめざましく、昭和53年4月には、ポリエステルレジンコンクリートの試験方法に関するJIS(日本工業規格)も制定されるに至った。 しかし、ポリエステルレジンコンクリートの強度算定に関する報告は少なく、ポリエステルレジンコンクリートの強度を容易に推定する方法は見出されていない。そこで、本報告は、圧縮強度の異なる4種類の粗骨材を用いて、ポリエステルレジンコンクリートの圧縮強度に及ぼす粗骨材の圧縮強度の影響を検討すると共に、粗骨材量を変化させることによって、ポリエステルレジンコンクリートの圧縮強度に対する複合則の適否を検討し、ポリエステルレジンコンクリートの強度算定法を見いだそうとするものである。 5.総括 以上の実験結果を総括すれば、次の通りである。 (1)粗骨材の圧縮強度が高いほどポリエステルレジンコンクリートのそれも高くなる。又、粗骨材の容積分率が増加する程、換言すれば、結合材の容積分率が減少する程、ポリエステルレジンコンクリートの圧縮強度は低下し、それらの関係は直線的である。 (2)ポリエステルレジンコンクリートの調合を決定し、使用する粗骨材の圧縮強度を知ることができれば、製造されるポリエステルレジンコンクリートの圧縮強度は、次式を用いることによって、推定することが可能である。 S=ASca+BVb/Vca A=0.143-0.368Vb B=2530-5840Vb ここに、S:ポリエステルレジンコンクリートの圧縮強度、Sca:粗骨材の圧縮強度、Vca:粗骨材の容積分率、Vb:結合材の容積分率 |
PDFファイル名 | 001-01-0098.pdf |