種別 | 論文 |
主題 | ポリエステルレジンコンクリートの可使時間測定法としての貫入抵抗法の検討 |
副題 | |
筆頭著者 | 大浜嘉彦(日本大学) |
連名者1 | 寺田修(三和建物株式会社) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 1 |
号 | 0 |
先頭ページ | 393 |
末尾ページ | 396 |
年度 | 1979 |
要旨 | 1.はじめに 近年、プラスチックを利用した建築材料の研究・開発が進み、その一つに、結合材にレジン(合成樹脂)を用いて骨材を結合したレジンコンクリートがある。我が国では、不飽和ポリエステル樹脂を結合材とするポリエステルレジンコンクリートの研究・開発が最も活発に行われており、ブロックマンホール、パイル、シールド工法用セグメントやダム排水路の覆工、温泉地における建築物の基礎などに実用化されており、土木・建築の分野で広範囲にわたって使用されるようになった。このポリエステルレジンコンクリートの特徴の一つに、硬化時間が極めて短く、硬化促進剤及び触媒の添加量を変化させることによって、その硬化速度を調節することができることがあげられる。このため、ポリエステルレジンコンクリートによるプレキャスト製品の製造あるいは現場施工に当っては、その可使時間を知ることが重要となる。 ここ2,3年来、この可使時間の測定法に関する研究が進み、貫入法、引抜抵抗法及び触感法が提案され、昨年4月に、JIS A 1186(ポリエステルレジンコンクリートの可使時間測定法)として制定された。又、新しい可使時間測定法として、ASTM C 403に規定されている貫入抵抗法が適用できることが報告されている。本報告は、この貫入抵抗法によるポリエステルレジンコンクリートの可使時間測定を行い、測定者の違いによる測定誤差及び再現性について検討したものである。 6.総括 以上の結果をまとめると、ポリエステルレジンコンクリートの可使時間測定法として、貫入抵抗法は、測定者の違いによる測定誤差及び触感法との測定差もほとんど認められず、再現性についても問題がないことから、極めて有効な方法であると言える。 |
PDFファイル名 | 001-01-0099.pdf |