種別 | 論文 |
主題 | 鋼繊維補強コンクリートの曲げ疲労特性 |
副題 | |
筆頭著者 | 伊吹山四郎(大林道路技術研究所) |
連名者1 | 国分修一(大林道路技術研究所) |
連名者2 | 大嶋朋之(大林道路技術研究所) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 1 |
号 | 0 |
先頭ページ | 421 |
末尾ページ | 424 |
年度 | 1979 |
要旨 | 1.まえがき 鋼繊維補強コンクリートは、普通コンクリートと比較して曲げ強度、耐衝撃性、ひびわれに対する抵抗性などに優れていることから舗装への適用性が高く、新設道路舗装や空港舗装などの試験施工が数多く実施されている。コンクリート舗装版には、交通荷重による曲げ応力や舗装上下面の温度差による応力がくり返し作用するので、その厚さの設計では、材料の疲労特性を考慮しなければならない。しかしながら、鋼繊維補強コンクリートの曲げ疲労に関する報告は少なく、粗骨材最大寸法、鋼繊維量、細骨材率、スランプなど疲労強度に影響をあたえる配合条件との関係も明確ではないようである。 本報告は、疲労強度に影響をおよぼす各種要因のうちの粗骨材最大寸法と鋼繊維量に着目し、鋼繊維補強コンクリートの疲労強度を明らかにするとともに、供試体の破壊状況を観察した結果をまとめたものである。 4.まとめ 本研究の範囲で明らかになったことを要約すると次のようになる。 (1)一定の応力比における鋼繊維補強コンクリートの疲労寿命は対数正規分布にしたがう。 (2)鋼繊維量2%における曲げ疲労強度は、粗骨材最大寸法10,15,25mmのうち15mmがもっとも大きい。 (3)鋼繊維補強コンクリートの底面に生じたクラックは、梁中央まで比較的おだやかに成長する。 |
PDFファイル名 | 001-01-0106.pdf |