種別 | 論文 |
主題 | 鋼繊維補強モルタルの乾燥収縮 |
副題 | |
筆頭著者 | 柴田拓二(北海道大学) |
連名者1 | 城攻(北海道大学) |
連名者2 | 田中道治(北海道大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 1 |
号 | 0 |
先頭ページ | 433 |
末尾ページ | 436 |
年度 | 1979 |
要旨 | 1.目的 モルタルおよびコンクリートの乾燥収縮亀裂を制御する方法としては、調合、打設、養生条件などの改善によって収縮量の絶対値を小さくすることが本質的な対策であるが、現在建築構造物に一般に用いられているような軟練りの調合では亀裂の発生を避けることはできない。一つの対策として、適当な配筋を施して鉄筋の内部拘束によって亀裂幅が有害でない程度に亀裂を分散させることが行なわれる。同様に、鋼繊維の混入が収縮亀裂の制御に有効であろう。しかし、鋼繊維補強モルタル、コンクリートの力学性状に関する研究報告が既に内外に多数行なわれている中で、収縮拘束効果に関するものは比較的少数である。本報では既往の実験試料で直接対象とされていない鋼繊維のアスペクト比が収縮拘束に及ぼす効果についてモルタルを用いて検討した結果(実験I)と鋼繊維の収縮拘束効果と鉄筋の効果を対比して検討した結果(実験II)について報告する。 5.結語 本実験のモルタルの自由収縮率に対する鋼繊維補強モルタルの収縮率の比を取纒めて図-4に掲げる。 鋼繊維の収縮拘束におけるアスペクト比の影響はpv≦2%では明瞭ではないが、pv=3%においてはl/d≦42ならば拘束効果に影響がなく、l/d=85の場合に著しい拘束効果を示した。また、鋼繊維による収縮拘束は同等の容積比の鉄筋による拘束よりも効果的であることを確かめた。 |
PDFファイル名 | 001-01-0109.pdf |