| 種別 | 論文 |
| 主題 | 鋼繊維補強コンクリートの耐久性に関する一実験 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 和泉意登志（竹中工務店技術研究所） |
| 連名者1 | 奥野亨（竹中工務店技術研究所） |
| 連名者2 | |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 1 |
| 号 | 0 |
| 先頭ページ | 437 |
| 末尾ページ | 440 |
| 年度 | 1979 |
| 要旨 | 1.まえがき 鋼繊維補強コンクリートを実用化するためには、耐久性についての検討が不可欠であるが、既往の研究では耐久性に関するものは比較的少ない。特に、耐久性のなかでも建築部材に適用する際に問題となる錆についての研究は非常に少なく、この問題が完全に解決されていないことが、建築分野に適用する際の大きなさまたげとなっている。鋼繊維補強コンクリートの錆の発生を防止する1つの方法として、防錆処理を行なった鋼繊維を使用する方法があり、数種の防錆処理法が試みられている。 本実験は、現在市場化されている防錆処理法によって処理された鋼繊維の性能を検討することを目的として、防錆処理鋼繊維に要求される特性の中で、特に重要度の高い防錆効果および鋼繊維補強コンクリートとしての長期までの力学特性について検討したものである。 4.まとめ 防錆処理鋼繊維の性能を検討する目的で、防錆効果および鋼繊維補強モルタルの長期強度について検討した。実験結果より、ポリ隣酸アルミ系無機防錆処理並びに亜鉛メッキの上にエポキシコーテング処理の防錆法については、防錆効果が顕著に認められ、強度性状の面からも問題がないことが判明した。上下面に亜鉛メッキ処理の方法では防錆効果が全くない。ただ、防錆効果が認められた処理法においても、発錆を完全に防止することはできず、環境条件によっては適用に問題が生じる場合もある。今後の防錆処理法の改良、開発およびコストダウンが期待される。 |
| PDFファイル名 | 001-01-0110.pdf |