種別 | 論文 |
主題 | ガラス繊維強化セメントの製法がその特性に及ぼす影響 |
副題 | |
筆頭著者 | 石塚俊郎(旭硝子研究所) |
連名者1 | 三島清敬(旭硝子研究所) |
連名者2 | 武田隆一郎(旭硝子研究所) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 1 |
号 | 0 |
先頭ページ | 453 |
末尾ページ | 456 |
年度 | 1979 |
要旨 | 1.緒言 ガラス繊維補強セメント(以下GFRCと略す。)はセメント製品を耐アルカリガラス繊維で補強し、その弱点である、引張り、曲げ、衝撃強度等を向上させたものである。このGFRCの製法には種々の方法があるが、大別して、スプレィ法とプレミックス法に分けられる。スプレィ法には最も一般的に行われている手吹きダイレクトスプレィ法のほか、機械的にスプレィされたシートを脱水することにより、さらに強度を高めるスプレィサクション法等がある。プレミックス法には流し込み成形、押出し、プレス成形等の製法がある。これらの製法の違いより、出来たGFRC製品の性能は異なることが予想される。この研究では、ダイレクトスプレィ、スプレィサクション、およびプレミックス流し込み成形において、その製法がGFRC製品の機械的特性に及ぼす影響を検討した。 5.結言 GFRCの製法のうち、ダイレクトスプレィ、スプレィサクション、プレミックス流し込みにおいて、その製法がGFRCの機械的特性に及ぼす影響について検討した。その結果を要約すれば以下の通りである。 (1) スプレィ法ではガラス繊維の長さは37mm程度が適当である。 (2)ガラス繊維量が 増加するとMOR、UTS、衝撃強度は大きく増加するが、LOP、BOPの増加分は極くわずかである。 (3)スプレィ法とプレミックス流し込み成形では、GFRCの性能に大きな差があるか、これは主にガラス繊維の配向の違いによる。 (4)スプレィ法の中では、スプレィサクション法のほうがダイレクトスプレィ法より水セメント比が低くなり、成形品の機械的性能が高い。 (5)プレミックス鋳込成形では、成形品の形状により、機械的性能が大きく異なる。 |
PDFファイル名 | 001-01-0114.pdf |