種別 | 論文 |
主題 | 可視化実験手法によるポンプ圧送時のコンクリート変形特性に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 橋本親典(長岡技術科学大学) |
連名者1 | 井上 建(高知県庁) |
連名者2 | 丸山久一(長岡技術科学大学) |
連名者3 | 清水敬二(長岡技術科学大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 10 |
号 | 2 |
先頭ページ | 79 |
末尾ページ | 84 |
年度 | 1988 |
要旨 | まえがき フレッシュコンクリートのポンプ圧送性能の評価方法の確立は、ポンプ圧送計画の合理化のみならず、硬化コンクリートの耐久性向上の観点からも、社会的要請として次第に高まっているのが現状である。これまで多くのポンプ圧送性能の評価方法が提案されているが、ポンプ圧送性能の評価方法としては未だ解明されていない部分が多く残されている。特に、閉塞の発生機構や、閉塞を誘発させる各影響因子については明らかにされていない。本研究は、既に提案した可視化モデルによる実験手法および計測システムを用いて、ベント管と分岐管における管内閉塞機構の特性について実験的検討を行い、フレッシュコンクリートの変形性能および閉塞機構に対する管形状の影響について考察するものである。 まとめ 以上の可視化モデルコンクリートによる実験的検討より次のことが明らかになった。(1)写真撮影により、テーパ管では明確でなかった閉塞の前兆をベント管および分岐管において確認できた。(2)曲がり分を有する変形管においては、流速分布は、粗骨材とモルタルの容積比Vg/Vmが大きくなるほど変形管分において生じる乱れが大きくなる。また、この現象はテーパ管における乱れ特性と同じ傾向である。(3)乱れの発生原因は、粗骨材粒子群の骨材間距離の変動による。(4)テーパ管で定義された平均加速度を、曲がり部を有する変形管に適用することにより、今まで測定できなかった乱れによる内部応力を推定できるようになった。(5)管内閉塞位置と、平均加速度が大きくなる位置とがほぼ一致しており閉塞現象と乱れの大きさには関連性がある。 |
PDFファイル名 | 010-01-1015.pdf |