種別 論文
主題 コンクリート床の平坦さ及び表面粗さの測定と解析に関する研究
副題
筆頭著者 新井 一彦(鹿島建設)
連名者1 坂野 弘一(鹿島建設)
連名者2 竹村 健一(鹿島建設)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
10
2
先頭ページ 115
末尾ページ 120
年度 1988
要旨 はじめに
コンクリート床の高機能化、高仕様化の要求からコンクリート床の表面性状を定量的に捉えることが重要になってきている。しかし、現状においては、その性状を測定、解析、評価する方法として、レベル測定器による設計寸法との絶対誤差、日本建築学会JASS 5 T-604による「コンクリートの仕上がりの平坦さの試験方法」に準じて測定する平坦さがあるが表面粗さについては床仕上げ材の接着性等に影響を与えるものの、その測定方法として確立されたものはないようである。以上の状況を鑑み、表面粗さの定量化手法について検討した。床面を直角に切断し、その切り口に現われる曲線である断面曲線を考えた場合、その断面形状は表面のうねりと粗さの成分によって形成されているといえる。(定義は表-1参照)この断面曲線は一定の加工条件で製作された機械部品と異なり、種々の条件下で作業が進められるコンクリート床の断面曲線は不規則で周期牲のない波形となっていると考えられ製造業で行われている粗さ測定方法のように電気的なフイルターでうねりを測定時に除去する方法は当該対象測定物の場合は困難と思われたので、ここでは測定した断面曲線からコンピュータにより、うねり成分を除去し、表面粗さ成分だけを抽出して解析する方法を考案した。この方法は理論的には前者の方法と同一な処理をしていることとなる。本報告では、主に表面粗さの定量化を目的とした測定及び解析方法の検討結果について述べる。
むすび
現在、本測定並びに解析システムは一般のコンクリート床表面の性状把握の他、機械化施工時の仕上がり精度の評価、床面の補修工事における表面性状の把握などに使用されている。今後、床表面のよりふさわしい評価尺度の検討、レベル精度を同時に測定可能なシステムの開発が望まれる。
PDFファイル名 010-01-1021.pdf


検索結果へ戻る】 【検索画面へ戻る