種別 論文
主題 毎月1日に打込んだコンクリートの性質に関する研究
副題
筆頭著者 依田 彰彦(足利工業大学)
連名者1 横室  隆(足利工業大学)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
10
2
先頭ページ 457
末尾ページ 462
年度 1988
要旨 はじめに
本研究は昭和61年12月〜62年11月までの毎月1日を目標として足利市において打込んだコンクリート供試体の圧縮強度の変化を知ることを主目的とし併せてヤング係数、長さ、重量、ひび割れの発生状況も究明することを従として実験したものである。
結論
本研究は昭和61年12月〜62年11月までの毎月1日を目標に打込んだワーカビリチーの良好なコンクリート供試体を現場水中養生ならびに現場封かん養生したときの圧縮強度の変化を知るために標準養生の圧縮強度と比較検討することを主に併せて他の諸性質も究明した結果、次のようなことが明確になった。 a.標準養生の場合、材令28日の圧縮強度は使用したセメント"N"・"BB"ともほぼ同じだと"BB"の方が材令7日では20%程度小さく、材令91日では逆に20%程度大きい。この理由は高炉スラグとアルカリ刺激材との化学反応の遅速による。 b.標準養生の圧縮強度に対して同一材令における現場水中養生や現場封かん養生の圧縮強度の方が大きくなる月がある。 c.JASS 5でいうようなコンクリート強度の気温による補正値の一例を求めることができた。 d.ヤング係数は日本建築学会鉄筋コンクリート構造計算規準で使用している式が満足することが確認した。 e.長さ・重量変化率は、打込んだ月によって気温・湿度・降雨量等が異なるので多少挙動が異なる。しかし、発生するひび割れは乾燥期間が長いほど多くなるが打込み日およびセメント種類の差違は小さい。 f.総じて本実験研究結果のうち、普通ポルトランドセメントおよび高炉セメントB種を用いたコンクリート圧縮強度の変化の程度は気温による補正値を知るための一資料になると思われる。今後さらに実験研究を重ね、詳細な資料を得る予定である。
PDFファイル名 010-01-1081.pdf


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