種別 | 論文 |
主題 | 道路橋におけるコンクリートの凍害 |
副題 | |
筆頭著者 | 藤原 忠可(岩手大学) |
連名者1 | 河村 慶次(アール・シー構造設計) |
連名者2 | 帷子 國成(岩手大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 10 |
号 | 2 |
先頭ページ | 553 |
末尾ページ | 558 |
年度 | 1988 |
要旨 | まえがき コンクリート構造物の耐久性を損なう原因のうち、寒冷地において最も問題となるのが、凍結作用による劣化(凍害)であるのは疑いない。凍害に関する研究はこれまでにも数多く行なわれ、耐凍害性に優れたコンクリートとする要件が十分に判明しているにもかかわらず、その発生が跡を絶たないのは、研究の成果が構造物の設計・施工に正しく反映されていないのも大きな要因であると推察される。また、凍害は地域性の強い問題であり、それぞれの被害には、固有の発生条件が絡んでいることも予想される。これらの点を明確にするためには、実構造物を対象とした被害調査が必要となるが、体系的な調査の例はきわめて少なく、資料の蓄積が十分であるとは言い難い。本調査では、道路橋を対象として、コンクリートの劣化状況を明らかにしようとした。被害の程度を数量的に表示し、それと気象条件等との関連から、凍害の地域的な特性を求めようと試みている。また、個々の被害例から、耐凍害性を考慮した道路橋設計上の留意点も探ってみた。 あとがき 本調査により、凍害の発生は気象条件等に大きく関わること、設計上の配慮によって防げる被害もあることなどが判明したが、凍害の地域的な特性や防止対策上の留意点をより明確にするためには、より広範囲な調査の蓄積を要すると考えられる。 |
PDFファイル名 | 010-01-1097.pdf |