種別 | 論文 |
主題 | 樹脂含浸を行った人工軽量骨材コンクリートの過酷環境下における21年暴露試験 |
副題 | |
筆頭著者 | 小林 一輔(東京大学) |
連名者1 | 星野 富夫(東京大学) |
連名者2 | 重吉 勝(ショーボンド建設) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 10 |
号 | 2 |
先頭ページ | 567 |
末尾ページ | 572 |
年度 | 1988 |
要旨 | はじめに コンクリートの表層部分にエポキシ樹脂を含浸させることによって耐薬品性や水密性を大巾に改善する方法は、1967年に村田と小林によって開発されているが、本試験はこれを過酷な自然環境下において実証することを目的として実施したものである。人工軽量骨材コンクリートに樹脂含浸を主体とした防食処理を行った供試体を、酸性水と凍結融解の作用を受ける過酷環境下に21年間にわたり暴露した結果、その優れた耐久性が確かめられた。 まとめ エポキシ樹脂を人工軽量骨材コンクリートの表層部分に含浸させることにより、酸性水の影響を受け、しかも厳しい凍結融解の繰り返し作用を受けるような過酷な環境においても優れた耐久性を発揮することが、21年間の長期暴露実験を通じて確かめられた。本試験では、同時に含浸および塗布のみの場合にも同等の効果があることが確かめられたが、本研究の発端がピンホールなどによる欠陥を生じない塗装方法を追求した結果、無溶剤タイプのエポキシ樹脂による含浸という発想に到達したことを考慮すれば含浸をともなう防食処理の方が信頼性が高いと言える。 |
PDFファイル名 | 010-01-1100.pdf |