種別 | 論文 |
主題 | 混合骨材を用いたコンクリートの諸性質 |
副題 | |
筆頭著者 | 藤原忠司(岩手大学) |
連名者1 | |
連名者2 | |
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連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 10 |
号 | 2 |
先頭ページ | 589 |
末尾ページ | 594 |
年度 | 1988 |
要旨 | まえがき 比重や吸水率等の物理的性質が劣る低品質骨材を有効に利用するひとつの方法は、良質骨材との混合使用であると考えられる。この点に関し、レデーミクストコンクリートのJISには、骨材を混合して使用する場合の規定が設けられており、同一種類の骨材を混合するときは、混合後の骨材の品質が規格を満たせばよいとされている。この規定は、規格外の骨材でも、良質骨材との混合によって使用可能であることを是認しており、低品質骨材の積極的な利用を意図しているとも解釈できよう。本研究では、粗骨材として混合砕石を用いたコンクリートの諸性質を調べ、この方法の有用性を検討している。 あとがき 低品質の骨材に良質骨材を混合した場合、コンクリートの弾性的性質や収縮特性などは、混合に見合った改善が期待できるものの、強度特性の改良には限界が見受けられる。特に、粒子レベルで品質に大きなばらつきを持つ低品質の砕石では、混合による逆効果を示す場合もあり、格段の注意を要する。本実験結果のみでは、混合後の骨材の性質が規格を満たせばよいとするJISの規定の妥当性を定量的に検討できないが、少なくとも強度特性については、規格の見直しの余地があると考えられる。 |
PDFファイル名 | 010-01-1104.pdf |