種別 | 論文 |
主題 | グラウトメーソンリーの強度および弾性係数の予測方法 |
副題 | |
筆頭著者 | 馬場明生(建設省) |
連名者1 | 千歩 修(建設省) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 10 |
号 | 2 |
先頭ページ | 607 |
末尾ページ | 612 |
年度 | 1988 |
要旨 | はじめに 現在、日米共同研究において新しい組積造(RM構造)の開発が行われている。この構造はユニットの空洞部に鉄筋を配置し、グラウトを全充填することによって壁体を構成するグラウトメーソンリーである。ここでは壁体を構成する材料の強度を合理的に利用するために、構造設計上の基本となる強度としてプリズム強度を用いている。プリズムとはメーソンリーの最小単位とでも言うべきもので、ユニットを目地モルタルで組積し、グラウトを充填した角柱のことであり、このプリズムの一軸圧縮試験をプリズム試験といい、このときの強度をプリズム強度という。しかしながら、このプリズム試験は試験体が大きく、大きな容量の試験機が必要であり、また試験が難しいため、プリズムの構成材料の性質からプリズムの強度とヤング係数を予測する方法が必要である。 結論 (1)グラウトの効果を考慮したグラウトメーソンリーのプリズム強度の実用的な予測方法を提案した。(2)アングラウトおよびグラウトメーソンリーのどちらのタイプにも適用できる組積係数を提案した。(3)プリズム強度に対するグラウトの効果の程度を表すものとして「グラウトの強度分担係数」を提案した。(4)組積係数と「グラウトの強度分担係数」の関係による予測法を提案し、実験的に検証した。(5)グラウトメーソンリーのヤング係数の予測のためにヤング係数の複合則を提案した。 |
PDFファイル名 | 010-01-1107.pdf |