種別 | 論文 |
主題 | 鋼繊維補強コンクリートのひびわれ後の引張挙動に関する実験的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 槇谷 栄次(関東学院大学) |
連名者1 | 町田 恭一 (関東学院大学) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 10 |
号 | 2 |
先頭ページ | 619 |
末尾ページ | 622 |
年度 | 1988 |
要旨 | まえがき コンクリートマトリックスに鋼繊維を混入するいわゆる鋼繊維補強コンクリート(SFRC)に関して、多くの実験、研究がなされ、建築、土木分野で実用化されつつある。この実用化に際して、曲げおよびせん断に対する強度推定式が必要である。これらを得るためには、引張強度とひずみの関係を明らかにすることが肝要であり、最大強度は素より、特に最大強度到達後の挙動が重要である。従って、本研究は直接引張実験を行い、繊維混入率によるひび割れ後の強度-ひずみ関係、および付着強度、破断面に於ける繊維本数、長さ等を明らかにした。尚、引張に於けるひび割れ後のひずみに関しては、ひび割れ幅を載荷点間で除したひび割れひずみと定義した。 まとめ (1)繊維負担強度率は、Vfが1、1.5、2%の順に0.32、0.43、0.60とほぼ繊維量に比例して増加する。(2)繊維負担強度に対する付着強度は、21.85、24.85、32.23(kg/cm2)と繊維量の増加とともに大きくなる。(3)繊維一本当りの引き抜き長さは、繊維量に関係なくほぼ一定の0.9(cm)前後であった。本実験により以上の結果が得られたが、試験体数が少なく繊維コンクリート特有のバラツキもあり、今後多くの実験を行い、より正確なものを得る所存である。 |
PDFファイル名 | 010-01-1109.pdf |