種別 論文
主題 PC斜張橋斜材定着部模型実験
副題
筆頭著者 石橋忠良(JR東日本)
連名者1 高木 芳光(JR東日本)
連名者2 大庭 光商(JR東日本)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 1
末尾ページ 6
年度 1988
要旨 はじめに
青森大橋(仮称)は橋長498m、最大スパン240mの3径間連続PC斜張橋で、幅員25m、主桁高2.4m〜3.5mの3室箱型断面である。塔の形状は逆Y字型で斜材ケーブルは主桁中央分離帯で一面吊りである。(図-1)斜材は主桁内に横桁を設け主桁の図心近傍にて定着しているが、斜材張力を4枚のウェブに伝達させるため横桁もPC構造として設計している。将来の保守及び橋梁側径間直下が青森駅構内であり施工時の安全性を考えて桁内での緊張作業を前提としており、そのため斜材定着部は上スラブ近くとなった。特に斜材の主桁定着部付近の押抜きせん断耐力が不明確であったので、この押抜きせん断耐力に着目して定着部付近をモデル化した部分模型実験を行った。
まとめ
(1)0.40Pu(実橋における設計荷重時の斜材張力の許容値)時点では、有害なひびわれは生じなかった。(2)破壊の形態は、斜材突起周りにひびわれが発生、横桁と床版が分離、床版が押抜けるものであった。また、破壊面の形状は3体ともほぼ45度であった。(3)計算値と実験値(Ptest/Pyd)は1.04〜1.08となり、斜材定着部耐力は本文で述べたようにコンクリート、鉄筋、鉛直鋼棒、横桁横締め鋼材の有効引張力のせん断力に平行な成分の和として求めることは妥当と思われる。(4)破壊時は定着部直下の鉛直鋼棒以外は降伏強度に至らなかった。実用上鉛直鋼棒は45度の範囲内に配置しても、押抜きせん断力に有効なのは載重点付近(0.65d0の範囲程度)の鋼材のみとするのがよい。(5)計算値と実験値の比がほぼ同一になったことから、βdにて寸法効果は適切に評価されていると思われる。
PDFファイル名 010-01-2001.pdf


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