種別 | 論文 |
主題 | 緊張完了後のポストテンションPC梁の剛性評価のための有限要素について |
副題 | |
筆頭著者 | 上田正生(北海道大学) |
連名者1 | 杉野目 章(室蘭工業大学) |
連名者2 | 広瀬 雅明(東急建設) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 10 |
号 | 3 |
先頭ページ | 7 |
末尾ページ | 12 |
年度 | 1988 |
要旨 | はじめに 周知のように、曲線形状Tendonを有するポストテンションPC梁部材のためのFEM梁要素としては、 Bond、Kang、Scordelis らの著名なモデルがある。しかしながら、これら既往のモデルは何れも、個々の要素内でTendonは傾斜線形と仮定されており、またTendonによる補強の効果も、要素の剛性マトリックスを評価する際には直接考慮せずに、プレストレスの効果を各要素の等価節点力に変換することによって、あとから間接的に算入する方法を採っている。本論文では、Tendonを個々の要素内であるがままの曲線として、しかもTendonとコンクリート間には付着すべりを許容して、要素の剛性マトリックスに直接取り入れるポストテンションPC梁のための、精・粗2種の新しい有限要素について報告し、数値計算例を掲げて若干の考察を試みる。尚、本報で緊張完了後のPC梁の剛性の評価をその対象としたのは、既往の方法に対する本手法の優位性がここにあり、また本法では、Tendonの緊張解析が極めて容易なためである。 まとめ 本論文では、曲線形状Tendonを有するPC梁部材の、Tendonの付着滑りを考慮した場合の、精・粗2種の新しい有限要素解析法について報告し、モデルPC梁を対象にした数値計算例により、"緊張完了後のPC梁の曲げの問題"に対する両解析値の比較・検討を行い、√1+(dhsi/dx)2=1になる近似仮定を用いた簡略解でも、精度上然したる問題もなく実用に供し得ることを明らかにした。 |
PDFファイル名 | 010-01-2002.pdf |