種別 | 論文 |
主題 | コンクリ−卜の乾燥収縮時のAE特性に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 山本 俊彦(東急建設技術研究所) |
連名者1 | 大岡 督尚(東急建設技術研究所) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 10 |
号 | 3 |
先頭ページ | 139 |
末尾ページ | 144 |
年度 | 1988 |
要旨 | はじめに 構造体コンクリートにおいて、壁や床のように部材が薄く、周囲の拘束が大きい場合、コンクリートの乾燥収縮によってひびわれが発生する。このひびわれの発生機構を解明するため、拘束試験体によるひびわれ発生までのひずみ状態の測定、および乾燥収縮応力によるアコースティック・エミッション(以下AEと略す)の発生状況を調べた。本報告は、乾燥収縮ひびわれの発生過程におけるひずみ測定結果とAE計測結果について述べるものである。 まとめ コンクリートの乾燥収縮時のひずみ測定、およびAE計測を行なった結果、以下のことが判明した。(1)拘束試験体において、ひびわれ発生時に残留する鋼材のひずみは、鉄筋径に依存する。(2)拘束試験体の引張応力において、逐次計算法による計算値と実験値は材令7〜15日程度において、比較的良く一致した。(8)AEイベント発生数は、乾燥初期に多く、それ以降発生率は低下する。(4)ひびわれ発生時には、AEが短時間(約1分)に集中して発生したことから、乾燥収縮応力によるひびわれの発生は突発的であると考えられる。(5)ひびわれ発生時の応力開放が十分大きければ、AEイベント発生率でひびわれの発生時期が特定できる。(6)コンクリートの乾燥収縮時には、局部的にかなり大きな応力が生じると考えられる。(7)AE直線位置標定は、欠陥発生位置を十分に特定できる。(8)鉄筋すべり時のAEは低周波成分が多い。 |
PDFファイル名 | 010-01-2026.pdf |