種別 | 論文 |
主題 | 板状部材における異形鉄筋重ね継手の強度・剛性及び靱性に関する実験的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 小倉 弘一郎(明治大学) |
連名者1 | 亀田登与三郎(明治大学) |
連名者2 | 佐々木 仁(フジタ工業技術研究所) |
連名者3 | 細田 博幸(明治大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 10 |
号 | 3 |
先頭ページ | 195 |
末尾ページ | 200 |
年度 | 1988 |
要旨 | 目的 鉄筋コンクリートスラブなど板状部材における鉄筋の重ね継手を対象に、設計荷重時の剛性及び終局強度時の耐力・靱性の確保のための所要重ね長さなどを改めて検討し、合理的な重ね長さや、その詳細を再検討しようとするものである。実験はD10シリーズ及びD13シリーズよりなり、重ね継手における重ね長さと継手集中度及び継手筋の内側、外側をパラメータとして継手筋の強度・剛性、靱性を検討した。D13シリーズの一部では継手筋外側の場合の重ね継手はねだし防止筋の効果も検討した。 まとめ D10及びD13を用いたRCスラブ一方向板における重ね継手の強度・剛性・靱性について、重ね長さ(15d〜30d)、継手集中度(1/3、2/3、3/3)、継手筋内側、外側をパラメ一夕に実験的に検討し、つぎの結果を得た。(ただしσy≒3500kg/cm2、Fc=236〜265kg/cm2) 1)降伏荷重までの曲げ剛性は、一般に継手長さが長い程、集中度が大きい程、継手なしより大きい傾向にあるが、D10シリーズの15d、20d及びD13シリーズの20d、外筋全数継手では低荷重時より小さい。2)大部分の供試体は降伏荷重に達し、それ以後、継手長さが長い程、集中度が小さい程、継手なしに対する耐力比1乃至は1以上を保持する能力が高い。3)D13、25d、外筋、全数継手の場合に、継手両端近くに設けたヘアピン状のはねだし防止筋の効果を調べ、継手なしとほぼ同等の降伏後の靱性を示す事が認められた。4)継手重ね長さと発揮される見かけの付着強度及び靱性に関してばらつきはあるが、ある程度、定量的な成果が得られた。 |
PDFファイル名 | 010-01-2036.pdf |