種別 | 論文 |
主題 | 高層RC壁式ラーメン構造の弾塑性地震応答解析 |
副題 | |
筆頭著者 | 和泉 信之(戸田建設) |
連名者1 | 芳村 学(東京都立大学) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 10 |
号 | 3 |
先頭ページ | 325 |
末尾ページ | 328 |
年度 | 1988 |
要旨 | はじめに 中高層RC造集合住宅の構法の一つとして、桁行方向が偏平な壁柱と梁からなる壁式ラーメン架構、梁間方向が連層独立耐力壁から構成される「壁式ラ一メン構造」に関する研究が、官学民共同体制によるHFW(高層壁式ラーメン構造)プロジェクトとして実施されている。本研究は、このプロジェクトの一環として、15階建以下の平立面が整形な標準的な集合住宅の桁行方向を構成するRC壁式ラーメン架構を対象にして、弾塑性地震応答解析を行い、保有水平耐力値と地震時応答等の関連について検討したものである。 まとめ 11HFW指針で対象とする整形な集合住宅は、大地震(最大速度50cm/S相当)を想定した場合、1)RC壁式ラ−メン架構の応答変形を過大な値にしない(層間変形角1/100、部材塑性率(梁4.0、壁柱2.0)程度以下)ためには、保有水平耐力値(CB)として11階建てまでは指針通り0.35以上確保した方が良い。12階建以上では指針より0.05程度低減して良い。2)壁柱のせん断カの外力分布の変動による動的な割り増し率は、CB値が0.35の場合、8階建以上は1.4以下であり、11階建以上では、1.2以下である。12階建以上では壁柱のせん断強度の余力を低減できる可能性か大きい。なお、外柱や指針の対象外の不整形な建物については検討が必要である。 |
PDFファイル名 | 010-01-2059.pdf |