種別 | 論文 |
主題 | 水平つなぎ筋の拘束を考慮した壁式プレキャスト構面実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 望月 重(武蔵工業大学) |
連名者1 | 山口雄二(武蔵工業大学) |
連名者2 | 井口雅章 (武蔵工業大学) |
連名者3 | 中田浩司(武蔵工業大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 10 |
号 | 3 |
先頭ページ | 427 |
末尾ページ | 432 |
年度 | 1988 |
要旨 | はじめに プレキャスト構造の特徴である、接合部に作用する応力は主たるせん断力以外にも面内拘束力があり、その力学的挙動には未解明な点が多く残されている。本研究は、壁式プレキャスト構造の鉛直接合部に着目し、壁パネル頂部の水平つなぎ筋(頭つなぎ筋とスラブ筋の和)の鉛直接合部への面内拘束効果を解明しようとするものである。実験は、水平つなぎ筋と鉛直接合部水平方向接合筋の組合せを種々変えた5体の試験体の曲げせん断実験であり、その結果より水平つなぎ筋が鉛直接合部のせん断抵抗機構に与える影響を解明し、せん断耐力を検討することを目的としている。 結論 以上の結果より以下の結論が得られた。1)水平つなぎ筋のひずみ分布から、床スラブ筋は頭つなぎ筋と同様に有効であるといえる。2)水平つなぎ筋は壁パネル頂部の鉛直接合部に対して大きな拘束効果をもっている。3)床スラブのせん断耐力および水平つなぎ筋の拘束による摩擦効果を考慮することが、鉛直接合部の最大および終局耐力の評価に重要である。 |
PDFファイル名 | 010-01-2077.pdf |