種別 | 論文 |
主題 | らせん鉄筋柱のせん断抵抗性状について |
副題 | |
筆頭著者 | 荒川 卓(室蘭工業大学) |
連名者1 | 賀 明玄(太原工業大学) |
連名者2 | 荒井康幸(室蘭工業大学) |
連名者3 | 溝口光男(室蘭工業大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 10 |
号 | 3 |
先頭ページ | 577 |
末尾ページ | 582 |
年度 | 1988 |
要旨 | はじめに 日本建築学会における鉄筋コンクリート部材の剪断設計法を、現行の実験式に基づく実用設計法から、理論式に基づく剪断設計法に移行させようとする機運が1980年代頃より高まり、最近これが熟しようとしている。この場合の剪断抵抗は、アーチ機構による剪断耐力とトラス機構による剪断耐力との和によって表わされているが、提案された設計式には軸方向力の影響が含まれていない。本論文は、らせん鉄筋で補強された正八角形断面柱の剪断抵抗性状に及ぼす、 剪断スパン比やコンクリート強度、並びに、軸圧の大小やらせん鉄筋間隔の影響を繰返し加力実験によって検討し、上記提案による設計式計算値と本実験値とを比較すると同時に、既往の剪断実験資料を含めて提案式の適合性を検討することを目的とする。 おわりに 以上のように、らせん鉄筋柱に関する剪断実験の結果、a)剪断補強筋の効果は、B法によるトラス機構としての剪断耐力(3)式で評価出来ること、b) 剪断耐力実験値は、A法の計算値よりもB法の計算値に近似するが、アーチ機構による負担剪断耐力(4)式に軸圧の項(1+ηo)を乗じてB法を適用することにより、更に実験値に近似出来ること、などを知ったが、 ηoの適用限界については、更に検討を要しよう。 |
PDFファイル名 | 010-01-2103.pdf |