| 種別 | 論文 |
| 主題 | 鉄筋コンクリートT形梁の寸法効果 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 奥 勝幸（京都大学） |
| 連名者1 | 藤井 栄（京都大学） |
| 連名者2 | 森田司郎（京都大学） |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 10 |
| 号 | 3 |
| 先頭ページ | 675 |
| 末尾ページ | 680 |
| 年度 | 1988 |
| 要旨 | はじめに 本研究はT壁梁を対象にほぼ実大寸法(約4/5スケール)、その1/2、および1/4の3段階の寸法の相似供試体を作成し、曲げ破壊、せん断破壊、付着破壊が予想される逆対称曲げせん断繰り返し載荷実験を行って、寸法効果を調査したものである。相似供試体を作成するにあたり、コンクリートの骨材最大粒径、鉄筋径も相似寸法とすることを原則とし、別途、骨材最大粒径の影響、太径鉄筋の影響についても調査することとした。 まとめ 本研究より得られた主な知見は、1)曲げ破壊卓越型の梁では鉄筋径、骨材最大粒径まで含めて、正確に縮小化する限り寸法効果は無視してよい。2)せん断破壊卓越型の梁では骨材最大粒径大なるほどせん断抵抗が増し、縮小実験では、骨材最大粒径も相似的に縮小することで寸法効果を小さくすることができる。3)付着割裂破壊型の梁では寸法効果は明確ではなかった。4)適切な主筋配置、補強筋量とそのディテールとすることで付着割裂抵抗力を増せば、太径鉄筋(実大スケールでD55級)を主筋に使用できる可能性がある。5)本実験範囲では、寸法効果を考慮したBazantらのせん断耐力式を用いたせん断余裕度が、塑性変形能力を表す指標として最も良好であった。 |
| PDFファイル名 | 010-01-2120.pdf |