種別 | 論文 |
主題 | 連結部を有する鉄筋コンクリートはりの曲げ挙動 |
副題 | |
筆頭著者 | 池田尚治(横浜国立大学) |
連名者1 | 高津和義(首都高速道路公団) |
連名者2 | 山田 淳(首都高速道路公団) |
連名者3 | 山口隆裕(横浜国立大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 10 |
号 | 3 |
先頭ページ | 703 |
末尾ページ | 708 |
年度 | 1988 |
要旨 | 緒言 本研究は、ゴムのような高圧縮性材料とPC鋼棒とで構成された連結部を支間中に有する部材の力学的挙動の把握を目的としたものである。対象とした構造物は沈埋トンネルであるが、ここで採り上げた研究内容はこの種の構造系の基本的な事項を多く含むものであり、連結部を有する一般の構造物の設計施工に対しても基礎的な資料となり得るものである。 結論 研究結果を総合的に検討して得た結論は次の通りである。1)ゴムの力学的特性は、ゴム自体の形状、載荷速度や荷重の持続時間などの時間的要因、載荷時の拘束状況によって大きく変化する。したがって圧縮試験を行なう場合には、目的に合った方法とすることが必要である。2)ゴムのような高圧縮性の材料で構成された連結部を持つ部材は、これを持たない部材に比べて曲げ変形しやすく、地震、温度変化、乾燥収縮、不等沈下、等の影響を吸収する効果が大きいと思われる。今回の実験に使用した連結部を有するRCはりは、一体構造のものより約10倍変形した。3)連結鋼棒より、はり本体部の鉄筋が先に降伏する方が部材の終局時の性状としては安全性が高いと思われた。4)可撓性の連結部を持つRCはり部材の変形挙動は、はりおよび連結部をファイバーモデルによりモデル化することによって解析時に求めることができた。 |
PDFファイル名 | 010-01-2125.pdf |