種別 報告
主題 フック付鋼繊維補強コンクリートを用いた倉庫床の施工
副題
筆頭著者 山内 克己(ブリジストンベカルトスチールコード)
連名者1 西垣 太郎(大成建設)
連名者2 石堂 修次(大成建設)
連名者3 桐ケ谷 仁(ブリジストン新事業開発室)
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 631
末尾ページ 634
年度 1988
要旨 はじめに
前報に於いて、フック付鋼繊維補強コンクリートのポンプ圧送性に関する実験結果について報告を行った。工場、倉庫床は乾燥収縮およびフォークリフト等の走行による動的荷重、重量物の反復載荷による疲労によってひびわれが発生し易い。スチールファイバーコンクリートはひびわれ強度が向上し、ひびわれ発生後もファイバーの架橋による応力伝達効果によってひびわれ幅の拡大を抑制することができるため、工場、倉庫の床への適用に効果があるものと考えられる。今回8階建て倉庫床(施工面積=17320m2、SFRC数量=1450m3)に施工を行う機会を得たので、その施工結果について報告する。
むすび
フック付き鋼繊維補強コンクリートを倉庫床のひびわれ防止に用い、大規模な施工を行った。今回使用した鋼繊維はその形状(両端フック付き)および寸法(L=60mmと長い)の面から力学的補強効果に優れており、ポンプ圧送後も高強度のSFRCとして施工できた。水溶性接着剤により、ホッチキス状に結束された鋼繊維は、アジテータ車への直接投入により混ぜにおいても良好な分散性を示し、ファイバーボール等を生ずることなく、高所ポンプ圧送が可能なことが確認できた。施工後、床表面の鋼繊維突出、乾燥収縮ひびわれは見られず、良好な仕上げとなった。工場床、倉庫床のフォークリフトによる衝撃荷重ならびに乾燥収縮によるひびわれとすりへりに対し、SFRCの使用は極めて有効な対策であると考えられる。
PDFファイル名 010-02-1112.pdf


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