種別 報告
主題 アルカリ量,スラグ量を変えたコンクリートのAARに関する屋外暴露実験
副題
筆頭著者 加藤 雅彦(住友セメント)
連名者1 山本 親志(住友金属工業)
連名者2 銀山 功 (住友セメント)
連名者3 田代 芳文(住友セメント)
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 745
末尾ページ 750
年度 1988
要旨 まえがき
AAR膨張を起こす天然反応骨材と、高・低アルカリセメントおよびスラグ微粉末を用いたAAR膨張抑制効果についてコンクリート供試体による室内促進実験および屋外暴露実験を行ってきた。今回は、22ヶ月経過した屋外暴露の試験結果について報告する。 なお、一部の項目については、室内促進試験結果もあわせて検討した。
まとめ
AARの屋外暴露実験により得られたことを要約すると次の通りである。(1)AARによるコンクリートの膨張は、高温多湿の夏場に促進される。(2)低アルカリセメントは、促進試験と同様に、AAR膨張も無く、抑制効果が大きい。(3)スラグ置換によるAAR膨張抑制効果は確認することができた。しかしながら、アルカリ量を強化したコンクリートのスラグ微粉末の有効混入率は、暴露期間が22ヶ月と短いため、結論には至らなかった。(4)AARによるコンクリート内部の劣化状況を把握するには、力学特性(圧縮強度、曲げ強度、動弾性係数、等)の経時変化測定が有効である。特に、AARの初期の段階におけるコンクリートの内部劣化は、曲げ強度に影響を及ぼすものと思われる。(5)AARによる大型供試体の膨張は、上側ほど大きく、ひびわれを生じやすい。また、その進展も早くなる傾向が窺われた。
PDFファイル名 010-02-1133.pdf


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