種別 | 報告 |
主題 | アルカリ骨材反応が発生したRC構造物の耐力評価 |
副題 | |
筆頭著者 | 岡田 清(福山大学) |
連名者1 | 近藤 茂(関西電力株式会社) |
連名者2 | 藤田 哲満(関西電力株式会社) |
連名者3 | 姫野 元治(近畿コンクリート工業) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 10 |
号 | 2 |
先頭ページ | 779 |
末尾ページ | 784 |
年度 | 1988 |
要旨 | まえがき ここ数年来、コンクリート構造物の早期劣化要因としてアルカリ骨材反応が社会的問題になっている。わが国においても現在その発生機構、発生要因、防止対策、構造耐力低下度等について活発に研究が行なわれている状況である。このうち、RC構造物にアルカリ骨材反応が発生した場合の構造耐力低下度を把握することは、今後、コンクリート構造物の保全上重要であると考えられる。ここでは、アルカリ反応性骨材と非反応性骨材をそれぞれ使用したRC試験体と用いて、静的曲げ破壊試験を行い、降伏および終局耐力等について両者を比較した結果、アルカリ骨材反応(この場合ASR)が生じた場合の構造耐力について、基礎的な資料を得たので報告するものである。 まとめ 今回の試験の範囲内では、アルカリ骨材反応ひび割れを有するRC試験体の健全なものに対する終局耐力低下度は、20%以下であった。また、アルカリ骨材反応が発生した鉄筋コンクリート構造物で、鉄筋量がつりあい鉄筋比以下の場合の耐力評価は、劣化したコンクリートの圧縮強度を用いて健全な鉄筋コンクリートと同様の方法で検討できると考えられる。 |
PDFファイル名 | 010-02-1139.pdf |