種別 報告
主題 極太径ネジフシ異形鉄筋(D64)を用いたRC梁の曲げ特性に関する研究
副題
筆頭著者 山田  紘(神戸製鋼所)
連名者1 永井 義規(神戸製鋼所)
連名者2 唐津 敏一(神戸製鋼所)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 161
末尾ページ 166
年度 1988
要旨 はじめに
原子力発電所の建屋、長大橋梁の下部工等の大型鉄筋コンクリート構造物における過密配筋解消のための一方法として、鉄筋の太径化が考えられる。太径鉄筋としては、我国ではJIS G 3112(鉄筋コンクリート用棒鋼)に示す最大径の鉄筋はD51であるが、アメリカではASTMにD57(♯18)があり、原子力発電所、高架橋梁の下部工等で使用されている。当社では、D57に加えてASTMの考え方では♯20に相当するD64を実用化するため、これまで各種の実験的研究を行ってきた。本稿は、各種の研究のうち、D57、D64のフシ形状決定の経緯とRC構造としての曲げ特性についてまとめたものである。
まとめ
引抜拭験の結果等をもとに決定したフシ形状を有する極太経ネジフシ異形鉄筋D64を用いたRC梁の曲げ試験を実施した結果、次のような結論を得た。(1)鉄筋の太径化がRC梁の曲げ特性(ひびわれ、変形、耐カ)に及ぼすスケール効果はほとんど見られない。(2)引張鉄筋応力が1800kg/cm2の時のRC梁表面の最大ひびわれ幅(0.34〜0.46mm)は、従来から言われている許容値に比べやや大きな値であるが、D57、D64を使用する場合、かぶり厚が大きくなるため、土木学会、CEB-FIPのようにかぶり厚を考慮した評価を行なえば許容値以内の値となる。(3)D57、D64の大きなかぶり部に鉄筋格子を配置してひびわれ分散をはかることは、表面ひびわれ幅の低減に有効である。(4)地震時の繰返し荷重が支配的でなく、大きな塑性変形を受けない部位には、B級機械的継手は、適用可能と思われる。
PDFファイル名 010-02-2030.pdf


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