種別 | 報告 |
主題 | 異形鉄筋重ね継手の補強に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 角陸 純一(清水建設) |
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連名者2 | |
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連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 10 |
号 | 3 |
先頭ページ | 211 |
末尾ページ | 214 |
年度 | 1988 |
要旨 | はじめに 異形鉄筋の重ね継手を有する鉄筋コンクリート部材の継手部の破壊は、かぶりコンクリートが鉄筋にそってぜい性的に割裂する付着割裂破壊となることが多い。この破壊は、かぶり厚さや鉄筋ピッチにより図−1に示すような3タイプの形式に分けられる。重ね継手の付着割裂破壊を防ぐための補強方法として、3タイプの割裂破壊のいずれにも有効であるコ型フープ筋補強方法が考えられる。本補強工法は、主筋を配筋した後に施工を行うことができ、メッシュ筋のような形状にすれば壁筋等の多数継手を一度に補強することができるなど、スパイラル筋補強等の従来の継手補強方法に比べ施工性が優れているものと言える。 本研究では、コ型フープ筋補強について、従来の補強工法との補強効果の比較及びその仕様について検討を行うために、両引実験と曲げ実験を行った。 結論 コ形フープ筋による重ね継手の補強について、各種補強方法との比較検討及びコ形フープ筋補強の仕様の検討を行った結果、コ形フープ筋補強は、引張り応力場及び曲げ応力場のいずれの場合でも有効であり、スパイラル筋補強と同様に3タイプの付着割裂破壊のいずれの場合にも十分な補強効果があること。コ形フープ筋の定着長は主筋径の3倍以上あればよく、継手端部に密に十分な補強筋を配筋すれば変形性能の改善に有効であること等がわかった。 |
PDFファイル名 | 010-02-2039.pdf |