種別 | 報告 |
主題 | RC柱・S梁接合部のせん断耐力 |
副題 | |
筆頭著者 | 坂口 昇(清水建設) |
連名者1 | 富永博夫(清水建設) |
連名者2 | 村井義則(清水建設) |
連名者3 | 河内 武(清水建設) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 10 |
号 | 3 |
先頭ページ | 531 |
末尾ページ | 534 |
年度 | 1988 |
要旨 | はじめに 鉄筋コンクリート柱(RC柱)と鉄骨梁(S梁)で構成される架溝における柱梁接合部では、柱幅と梁幅が大きく異なることや、相互の応力伝達がコンクリートと鉄骨の支圧や摩擦に依存すること等、一般的なRC造やS造に比べて、特殊な条件が多い。筆者等は、先にH形鋼の梁がRC柱を貫く形式の架構を提案し、構造体として十分な耐震安全性を有すること、ふさぎ板で接合部コンクリートを拘束することにより耐力、剛性が向上すること等を示した。本論では、柱主筋、梁鉄骨のひずみ測定結果を基にして、応力伝達及び破壊メカニズムについて検討し、接合部パネルのせん断耐力について明らかにする。 まとめ 接合部の応力伝達、破壊メカニズムを定性的にではあるが明らかにした。接合部ウェブが全面的に降伏するとともに、対角方向ストラットの負担力が上限に達することにより最大耐力が決まる。接合部パネルの変形が大きくなると主筋の降伏も早まる。せん断耐力は、接合部ウェブ、ふさぎ板及びコンクリート部分の耐力の和として算定できる。コンクリートの終局時せん断応力度は70〜90kgf/cm2とみることができる。 |
PDFファイル名 | 010-02-2095.pdf |