種別 | 論文 |
主題 | 鉄筋コンクリート壁の復元力特性の有限要素解析法 |
副題 | |
筆頭著者 | 申鉉穆(東京大学) |
連名者1 | 出雲 淳一(関東学院大学) |
連名者2 | 前川 宏一(東京大学) |
連名者3 | 岡村 甫(東京大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 10 |
号 | 1 |
先頭ページ | 95 |
末尾ページ | 104 |
年度 | 1988 |
要旨 | はじめに 繰り返し載荷を受けるRC壁の復元力特性を解析的に予見するには、ひび割れを含むRC要素の特性を鉄筋降伏後、さらに繰り返しまで含めてモデル化することが重要である。RC壁は鉄筋が2方向以上に分散して配置されており、数多くのひびわれが分散して発生するために、個々のひびわれの発生・進展よりも、むしろひびわれが発生し終わり安定な段階となった後の挙動が重要となる。この場合には何本かのひびわれと鉄筋とを含んだ有限の領域を連続体と考えるSmeared Crack ModelでRC要素を表現するのが適切である。RC壁のように、壁、梁、柱と言った基本構造部材が組合わさって構成されている複合部材では、部材接合部での断面剛性の急変のために、鉄筋の引き抜けや接合面のズレ、めり込みといった局所的な不連続変形が発生する。これらの影響を考慮するにはSmeared Crack Modelだけでは不十分となり、Discrete Crack Modelも必要となる。本文では、RC壁復元力特性のFEM解析用に著者等が開発した。これらのモデルを組合せた、解析プログラム(WCOMR)について述べる。 むすび 本文はRC壁の復元力特性を解析的に解明するための、RC要素モデルの開発法及びFEM解析法について述べたものである。今後、さらに本解析プログラムをもとに数値計算を行い、RC壁復元力特性に関するマクロモデルの開発や設計式に結び付けてみたい。 |
PDFファイル名 | 010-04-0008.pdf |