種別 論文
主題 粗・細骨材に火山灰を使用したコンクリートの強度特性
副題
筆頭著者 角徹三(豊橋技術科学大学)
連名者1 堀誠治 (熊谷組)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 59
末尾ページ 64
年度 1989
要旨 はじめに
河川骨材の枯渇、海砂による塩害、砕石によるアルカリ骨材反応、人工軽量骨材の高騰などにより、骨材供給の危機が叫ばれている現在、我が国に豊富にある火山灰のコンクリート用骨材としての使用を再検討することは、大いに意義のあることと思われる。 細骨材にシラス、粗骨材に砕石を使用したコンクリートについては、武若らの研究があるが、本研究では、細骨材にシラス、粗骨材に火山レキを使用したコンクリート(以下、火山灰コンクリート)について、3種類の実験(A・B・C)を行った。実験Aでは、規則性のある調合計画に基づく火山灰コンクリートの実験を行い、そのワーカビリティと強度を検討した。実験Bでは、シラスの粒度がモルタルのフロー値・強度に及ぼす影響について検討した。実験Cでは、シラスの粒度がコンクリート強度に及ぼす影響について捕足的な実験を行った。この3種類の実験により、火山灰コンクリートの強度特性を把握するとともに、既往の実験も加えて強度推定式の提案を試みた。
まとめ
本研究の範囲内での結論を以下に記す。 1)火山灰コンクリートのスランプは、単位水量・細骨材率に依存する。 2)シラスの粗粒率はモルタルのフロー値に影響を与える。粗粒率が小さいほど、ある特定のフロー値を得るための単位水量は増大する。 3)シラスの粗粒率はモルタルの圧縮強度に影響を与える。水セメント比、細骨材セメント比が一定の場合、モルタルの圧縮強度を最大にする粗粒率が特定できる。 4)セメント水比のみでなく、単位細骨材量・単位粗骨材量・細骨材の粗粒率を説明変数として取り入れることにより、火山灰コンクリートの圧縮強度推定式が得られた。
PDFファイル名 011-01-1007.pdf


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