種別 | 論文 |
主題 | アルカリシリカ反応によるコンクリートの膨張挙動とゲルの組成 |
副題 | |
筆頭著者 | 小林一輔(東京大学) |
連名者1 | 森弥広(千葉工業大学) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 11 |
号 | 1 |
先頭ページ | 87 |
末尾ページ | 92 |
年度 | 1989 |
要旨 | まえがき 近年アルカリシリカ反応によるコンクリートの異常膨張や反応のメカニズムなどについての研究が各方面で行われているが、未解明の点も多い。 そこで本研究は、その一つである反応性物質に関するペシマム現象をとりあげ、反応性骨材を用いたコンクリートについて、このペシマム現象の確認を行うと共に、生成したゲルの組成の分析を試み、アルカリシリカ反応のメカニズムを解明する基礎資料を得ようとしたものである。 まとめ 反応性骨材としてガラス質安山岩とチャートを用いたコンクリートについて膨張に関するペシマム現象を確認すると共に、このような現象を生ずる機構を解明する目的で、アルカリシリカゲルの組成分析を試みた。この結果、ASRによって生じたゲルの組成は、 1)同一の試料でも反応性骨材粒子からの距離とそれが貯留している状態(すなわち、気泡内の充填か、ひび割れ中を埋めているか)、 2)反応性骨材の種類、 3)反応性骨材の置換率などによって相違することを明らかにした。また、ペシマム量との関係については安山岩の場合に、ペシマム量の反応性岩石を含む試料に生成しているゲルが高アルカリ型であることを確かめた。 |
PDFファイル名 | 011-01-1012.pdf |