| 種別 | 論文 |
| 主題 | 低温下におけるRC版の衝撃破壊挙動 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 杉山隆文 （北海道大学） |
| 連名者1 | 佐伯昇（北海道大学） |
| 連名者2 | 藤田嘉夫（北海道大学） |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 11 |
| 号 | 1 |
| 先頭ページ | 259 |
| 末尾ページ | 264 |
| 年度 | 1989 |
| 要旨 | 序 本研究は脆性材料であるコンクリートの物質性状が低温下でどのように変化してゆくかを調べる研究の一つである。本論では衝撃荷重を受けたコンクリートが低温下でどのように挙動するかを検討し、衝撃力に対するコンクリートの低温脆性について考察を行なった。 衝撃試験は鋼柱による自由落下方式で行い、RC版を試験体とした。また考慮した試験体温度は＋10℃〜−70℃である。そして衝撃体のエネルギー、および速度の差異による破壊パターンを調べ、さらにスラブ上に取り付けた加速度計からのデータを分析して衝撃変形の検討を行なった。また衝撃を受けるコンクリート構造物をTWO-MASSシステムを用いてモデル化し弾性理論の範囲以内で動的応答を解析し実験との比較検討を試みた。 結び 今回行なった実験をまとめると次のようになる。 (1)比較的大きい衝撃エネルギーでは常温下で試験体は貫通していたが低温下では裏面の剥離を起こしていた。中程度の衝撃エネルギーの場合、試験体表面のくぼみ損傷は低温下で小さく、裏面の損傷形状は温度低下にかかわらず同じ形状を表わしていた。 (2)損傷をあまり受けない小さい衝撃エネルギーの実験(Part2)では、衝撃時に発生する応力波の伝播速度は、低温下で増加する傾向があった。 (3)TWO-MASSモデルを使って計算した最大変位は実験値とほぼ対応し低温下であまり変化していない傾向を示した。 |
| PDFファイル名 | 011-01-1042.pdf |