種別 | 論文 |
主題 | 転圧用ノースランプコンクリートの配合方法と諸物性に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 戸川一夫 (和歌山工業高等専門学校) |
連名者1 | 中本純次 (和歌山工業高等専門学校) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 11 |
号 | 1 |
先頭ページ | 305 |
末尾ページ | 310 |
年度 | 1989 |
要旨 | まえがき 近年、貧配合ノースランプコンクリートを振動ローラで転圧締固める施工方法が開発され、ダムではRCD工法、道路舗装ではRCCP工法と称して、実績が報告されている。 本研究は貧配合ノースランプコンクリートの配合設計方法を確立するために、配合設計方法の相違がフレッシュコンクリートならびに硬化コンクリートの諸特性におよぼす影響を実験的に検討したものである。 結論 貧配合ノースランプコンクリートの配合設計方法と各種特性との関係を調べた結果、次の結論を得た。 1)コンクリートの時間経過にともなう締固めの難易はP/V値と関係し、P/V値が大きいコンクリートほど時間経過があってもコンクリートの締固めはしやすいことがわかった。 2)コンクリートの各種強度および弾性係数は単位セメント量が190kg/m3程度の場合最大乾燥密度法によって配合設計したコンクリートが、単位セメント量が90kg/m3程度の場合は最適細骨材率法によるコンクリートが、他の設計方法によるコンクリートより高くなる傾向がある。 3)貧配合ノースランプコンクリートはスランプ8.5cmの一般的なコンクリートよりも乾燥収縮量は小さくなる。乾燥収縮量とβ値との間には相関性があり、β値の大きいコンクリートは乾燥収縮量が大きくなる。 4)コンクリートの耐久性指数はβ値と相関性があり、β値が大きくなると耐久性指数は大きくなる傾向がある。 5)コンクリートの疲労特性はβ値と関係し、β値が大きくなる程コンクリートの耐疲労特性は優れていることになる。 |
PDFファイル名 | 011-01-1050.pdf |