種別 論文
主題 寒冷地の既設RC橋梁構造物の劣化度調査
副題
筆頭著者 斎藤俊樹 (東日本旅客鉄道株式会社)
連名者1 石橋忠良 (東日本旅客鉄道株式会社)
連名者2 米内昭夫 (東日本旅客鉄道株式会社)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 505
末尾ページ 510
年度 1989
要旨 はじめに
RC構造物の劣化現象というものが近年大きく取り上げられていることから、RC構造物の劣化現象についても様々な研究がなされている。しかし、実土木構造物の劣化の系統的な調査についての報告は少ないのが現状である。本論文においては、寒冷地における既設のRC鉄道橋梁構造物の劣化度調査を報告する。
考察概略
調査結果及び詳細調査結果をまとめると。 (1)東北南部の当線区のRC構造物の主たる変状の原因は凍害であること。 (2)同じ地域でも変状の程度は標高の高い構造物程著しいこと。 (3)凍害の影響を大きく受けるのは主として桁側面である。下面については凍害による変状はすくない。 (4)鉄筋のかぶりについてはばらつきが大きい。中性化が鉄筋位置に達している場合は鉄筋の腐食がみられる。 (5)中性化の進行は同じ桁でも雨水のかからない桁下面が最も早い。一方、桁側面は桁下面の半分以下しか中性化は進まない。同じ桁側面では凍害による劣化の進んでいる部位の方が中性化は進んでいる。中性化の速度式を適用する場合、例えば白山式を用いる場合は桁の部位によってεを補正する必要がある。桁側面下部についてはεを30程度、凍害の影響の大きい桁側面下部についてはεを5程度とればよいと考えられる。 (6)シュミットハンマーの測定値から桁側面のほうが桁下面にくらべ強度が小さいのは凍害による劣化の影響と考えられる。
PDFファイル名 011-01-1084.pdf


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