種別 | 論文 |
主題 | 乾・湿繰返し作用がコンクリ−トの耐久性におよぼす影響 |
副題 | |
筆頭著者 | 高橋正行 (東北工業大学) |
連名者1 | 外門正直 (東北工業大学) |
連名者2 | 志賀野吉雄 (東北工業大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 11 |
号 | 1 |
先頭ページ | 529 |
末尾ページ | 532 |
年度 | 1989 |
要旨 | まえがき 著者らは数年来、淡水および海水で乾・湿繰返しを受けたコンクリートの急速凍結融解試験等の実験を行い、乾・湿繰返しを受けたコンクリートの耐久性に関する検討を行ってきた。当初、実験を行うにあたって乾・湿繰返しは、凍結融解抵抗性に影響を与えるであろうと考えていた。結果は、限られた条件下においては淡水で乾・湿繰返しを受けたものは凍結融解抵抗性が少なからず低下するが、海水で乾・湿繰返しを受けたものは予想外に凍結融解よる劣化が小さいことが認められた。 本研究は、前報に引き続き乾・湿繰返し作用を受けたコンクリートの凍結融解特性を調べるとともに、乾・湿繰返し作用がコンクリートの諸性質に与える影響について検討を行ったものである。 考察およびまとめ 本研究において、乾・湿繰返しがコンクリートの水分移動、含水状態、塩分の浸透、ひびわれ発生等に影響を与えることが認められた。凍結融解試験時に、養生したものに比べて含水率が小さい淡水乾・湿繰返したものの表面劣化が大きかった原因として乾・湿繰返しによってコンクリート表面に発生した微細なひびわれからの水の浸入の影響が考えられる。また、海水中養生したものの表面劣化が著しかった原因としては、過去の文献に述べられている「塩類」等の影響によるものと考えられるが、海水乾・湿繰返ししたものが養生したものに比べてコンリート中に浸入した塩分が多いのにもかかわらず表面劣化が小さいことに関しては、水分移動が小さくなったためと考えているが不明な点が多く更に研究を進めていく必要性があると考えられる。 |
PDFファイル名 | 011-01-1088.pdf |