種別 | 論文 |
主題 | 塩害による鋼材腐食に関する暴露実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 大城武(琉球大学) |
連名者1 | 谷川伸(東亜合成化学工業) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 11 |
号 | 1 |
先頭ページ | 569 |
末尾ページ | 574 |
年度 | 1989 |
要旨 | まえがき 本研究は、亜熱帯性気候下の沖縄県で、海岸に隣接して設置した暴露構造物を対象とし、7年間にわたりその劣化の過程を解明することを目的としている。本暴露構造物は、昭和59年9月に設置され、研究成果はこれまで報告を行ってきた。ここでは、約4年半経過時に行った実験結果を記述し、これまでの結果との比較検討を行っている。本実験では、これまで行ってきたクラック発生状況の把握、自然電位の経時的変化、塩分浸透量、及び鉄筋の腐食面積測定等に加えて、今年度から非破壊試験として分極抵抗及び液抵抗の測定を行なっている。 まとめ (1)塩分濃度分布から、海水の飛沫を強く受ける柱の塩分濃度が著しく大きく、鉄筋の防食に対して特別の配慮が必要である。また、アクリル系塗膜が遮塩効果のあることを示している。 (2)自然電位の経年的測定により、鉄筋腐食のモニタリングを有効的に行なえる。 (3)自然電位、分極抵抗、および液抵抗の3つの電気化学的特性値は、鉄筋腐食の傾向及びコンクリートの品質等を表し、非破壊試験法としての開発が期待される。 |
PDFファイル名 | 011-01-1095.pdf |