種別 | 論文 |
主題 | 鉄筋の腐食モニタリングに関わるコンクリートの電気的特性 |
副題 | |
筆頭著者 | 田村博(日本建築総合試験所) |
連名者1 | 永山勝(日本建築総合試験所) |
連名者2 | 下澤和幸 (日本建築総合試験所) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 11 |
号 | 1 |
先頭ページ | 575 |
末尾ページ | 580 |
年度 | 1989 |
要旨 | はじめに 著者らは、コンクリート表面にプローブを当て、コンクリート表面で電気化学的特性値(自然電位:E、分極抵抗:Rp、液抵抗:Rs)を測定することによって、コンクリート中の鉄筋の腐食状況を推定する手法を検討している。 これまでの検討によって、コンクリート表面で得られた測定値には、鉄筋に関する電気化学的特性値(sE、sRp、sRs)に加え、 コンクリートに関する電気化学的特性値 (cE、cRp、cRs)が関係していることが明らかとなった。しかし、これまでの同特性値に関する研究としては、コンクリートの一般的な物性値としての電気抵抗に関する若干の資料があるだけである。また、その電気抵抗は、本報で取り扱う、(cRp、+cRs)の形で把えられていることから、腐食モニタリングに用いるに必要な、cRp、cRsそれぞれ単独の特性値については、これまで全く検討されていないといえる。またcEについては、著者らが電位差αi(ここでいうcE)のあることを見出すまで、どこにも取り上げられなかった特性値である。 本報では、これら鉄筋の腐食モニタリングに関わるコンクリートの電気的特性に関する基礎的な検討結果の一部を報告する。 まとめ 以上のとおり、鉄筋の腐食モニタリングに関わるコンクリートの電気化学的特性値(cE、cRp、cRs)について、水セメント比、塩化物量の大きさや部材厚の影響を検討した結果の一部を紹介した。今後さらに詳細な検討を続ける予定である。 |
PDFファイル名 | 011-01-1096.pdf |