種別 | 論文 |
主題 | シールド工法における場所打ちライニング工法の開発 |
副題 | |
筆頭著者 | 福留和人 (間組技術研究所) |
連名者1 | 鶴岡 進(間組技術研究所) |
連名者2 | 巽治(間組技術研究所) |
連名者3 | 安藤利則 (間組技術研究所) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 11 |
号 | 1 |
先頭ページ | 645 |
末尾ページ | 650 |
年度 | 1989 |
要旨 | まえがき 現在、過密化した都市部でのトンネル工事では、多様な地盤への対応、環境保全および安全性等からシールド工法が中心的役割を果たしている。しかし、シールド工法による工事量が増加にするにしたがって、より経済的で合理的な工法の開発が求められるようになっている。このような背景から、高価なセグメントを用いずにシールドテール内でコンクリートを打設して覆工を構築する「場所打ちライニング工法」の開発が精力的に行われている。 今回、軟弱地盤および滞水地盤に適用可能な「場所打ちライニング工法」の開発を目的として、(1)急硬材を用いた超早強コンクリートの物性試験(2)スキンプレートスライド時の推進力の把握(3)打継ぎ部の止水方法の検討(4)コンクリートの打設方法および打設管理方法の検討および(5)実大モデルによる載荷実験を行った。本報ではこれらの実験から得られた結果と若干の考察について述べる。 まとめ 今回実施した一連の実験から得られた結論をまとめると以下のようになる。 (1)急硬材および凝結遅延剤を用いることによって所要の初期強度および可使時間を確保できる。 (2)通常使用される剥離剤で、若材令時の「剥離易さ」と硬化後の「付着力」を期待できる。 (3)打継ぎ部の止水性の確保には、止水材を用いる必要があり、その材質は非電解質が望ましい。 (4)施工性および施工品質を考えた場合、下部打設口から打設する方法が最も適当である。 (5)実大モデルによる載荷実験の結果、十分な耐力を有することが確認できた。 |
PDFファイル名 | 011-01-1108.pdf |