種別 | 論文 |
主題 | PRC桁のひびわれに関する調査研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 大庭光商(JR東日本東北工事事務所) |
連名者1 | 米内昭夫(JR東日本東北工事事務所) |
連名者2 | 竹内研一(JR東日本東北工事事務所) |
連名者3 | 石橋忠良(JR東日本東北工事事務所) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 11 |
号 | 2 |
先頭ページ | 133 |
末尾ページ | 138 |
年度 | 1989 |
要旨 | はじめに 鉄道橋においてPRC桁はすでに50連以上の施工実績がある。RCやPRC部材の曲げひびわれ幅は、持続荷重下においてコンクリートの圧縮クリープ、乾燥収縮によって時間の経過とともに増加することが知られている。このため、鉄道橋においてこれらPRC桁のひびわれ制御は、死荷重作用時のコンクリートの縁引張応力度や鉄筋の引張応力度を制限することにより行ってきた。本研究は、RC桁のひびわれ制御を目的として、アウトサイドケーブルにより比較的少量のプレストレスを導入したPRC桁と膨張コンクリートを用いたRC桁について約3年間実橋調査を実施したので、これら実橋のひびわれ制御について検討を行ったものである。なお、昨年は約2年間の実橋測定結果を報告した。 まとめ 実橋における約3年間のひびわれ調査により以下のことがわかった。1)PRC桁、膨張コンクリートを用いたRC桁もひびわれ間隔に有意差はない。2)PRC桁、RC桁の鉄筋応力度は計算値よりもかなり小さい。3)鉄筋ひずみの測定値から、実橋ではひびわれ発生後も中立軸の上昇は遅い。特に、コンクリートの縁引張応力度が小さく、ひびわれ発生時期の遅いPRC桁は引張鉄筋のひずみの増加が遅い。4)ひびわれ幅は鉄筋応力度に比例する分と、乾燥収縮分との和と考えられる。そのため、ひびわれ発生材令の遅い程乾操収縮分が少なく、ひびわれ幅は小さくなると考えられる。 |
PDFファイル名 | 011-01-2020.pdf |