種別 | 論文 |
主題 | 2方向地震入力を受ける鉄筋コンクリート造骨組の断塑性応答解析 |
副題 | |
筆頭著者 | 周通泉(横浜国大大学院) |
連名者1 | 壁谷澤寿海(横浜国大工学部) |
連名者2 | 未永保美(横浜国大工学部) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 11 |
号 | 2 |
先頭ページ | 193 |
末尾ページ | 198 |
年度 | 1989 |
要旨 | はじめに 2方向外乱を受ける柱は相対的に弱められ、柱降伏型となる傾向がある。本研究は、構造物に2方向の地震力が同時に入力する場合の地震応答に対する影響(2軸効果)を明らかにすることを目的として、直接に2軸曲げ及び変動軸力影響を反映できる柱の部材モデルを用いて、構造物を立体ラーメンにモデル化して弾塑性地震応答解析を行ったものである。本論では特に梁降伏型降伏機構を実現するための2軸効果に対する安全係数を検討した。 まとめ 2軸曲げと変動軸力の影響を同時に考慮することを目的として純ラーメンを試設計して立体の弾塑性地震応答解析を行い、以下の結果が得られた。1)2方向地震力を考慮すると、柱の強度を梁より40〜50%強くしないと、柱降伏は防げない。つまり、梁降伏型降伏機構を実現するためには動的な増幅に対する安全係数も含めて2軸効果の安全係数を1.5以上にする必要がある。2)建物の層数を増加すると、2軸効果が弱められる傾向がある。3)梁降伏型骨組の場合では2軸曲げの影響を考慮しても1方向と2方向地震入力に関して水平応答変位は余り変わらないが、柱降伏型骨組の場合では2方向入力ではその応答が増大する。4)不慮のねじれ振動は2方向入力により増大する。 |
PDFファイル名 | 011-01-2031.pdf |