種別 | 論文 |
主題 | 柱の変動軸力による非線形性を考慮したRC立体骨組の弾塑性地震応答 |
副題 | |
筆頭著者 | 李康寧(東京大学大学院) |
連名者1 | 小谷俊介(東京大学工学部) |
連名者2 | 青山博之(東京大学工学部) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 11 |
号 | 2 |
先頭ページ | 217 |
末尾ページ | 222 |
年度 | 1989 |
要旨 | はじめに 骨組構造物の外柱及び隅柱には、地震時の水平力による転倒モーメントによって変動軸力が生じる。本報は、前報に引続き、RC造立体骨組を対象にして、二方向地震動を入力した弾塑性地震応答解析を行ない、外柱及び隅柱に生じた変動軸力と曲げモーメントの相互作用(N−M相互作用)を考慮する場合と考慮しない場合の応答結果を比較することによって、骨組の地震応答、崩壊モード、それぞれの部材に生じる応力・変形に対するN−M相互作用の影響を検討した。 総論 鉄筋コンクリート造立体骨組のN−M相互作用を考慮した地震応答結果とそれを無視した結果を比較することによって、外柱、隅柱が軸力増大時に圧縮降伏せず、軸力減少時に降伏しても層降伏機構にならない立体骨組では、平面骨組と同様に軸力−モーメントの相互作用は骨組全体の振動特性と地震応答に及ぼす影響は小さい。但、軸カ−曲げモーメント相互作用は各々の部材の応力・変形に影響するので、部材レベルの応答結果を精確に評価するために、変動軸力を含めた3軸相互作用を考慮すべきである。また、N−M相互作用が苛酷である骨組モデルでも、相互作用による剛性偏心で生じた捩れ振動変形が全体の応答変形の5%以下で影響が小さい。 |
PDFファイル名 | 011-01-2035.pdf |