種別 | 論文 |
主題 | 鉄筋コンクリート造角柱試験体の軸方向圧縮実験の評価に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 加藤大介(新潟大学工学部) |
連名者1 | 羽廣重夫(新潟大学大学院) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 11 |
号 | 2 |
先頭ページ | 287 |
末尾ページ | 292 |
年度 | 1989 |
要旨 | 序 本研究の目的はRC造部材の靱性評価を行う際に不可欠な、長方形帯筋により横拘束を受けるコアコンクリートの平均的な軸応力と軸歪関係を実験的に求めることである。特に、RC部材が一般に構拘束筋を有する長方形断面であることを考慮し、その拘束圧は横補強筋隅角部位置に集中的に作用するため断面内および部材軸に沿って拘束圧が均一にはならないこと、に着目しその効果を模擬的に取り入れた。 結論 長方形帯筋により横拘束を受ける柱の軸方向加力を行い、破壊領域内のコアコンクリートの平均的な軸応力と軸歪関係を、材軸方向と断面内で拘束が不均一であることの影響を模式的に取り入れてモデル化し、以下の結論を得た。(1)モデルは最大耐力およびコアコンクリート最大応力時の軸歪を概ね推定した。(2)モデルはほぼ配筋量の同じ試験体の配筋法の違いによる挙動の差を槻ね表現できた。(3)モデルはモデル作成に用いない試験体の最大耐力をほぼ推定したが、その時の軸歪に対してはばらつきが多い。このばらつきは主にカバーコンクリートと主筋の存在に起因する。(4)モデルを用いて高軸力を受ける曲げせん断力加力実験の荷重−部材角関係を検討した結果、かぶりコンクリートの仮定が解析結果に大きく影響を与え、実験結果はこの範囲にばらついた。 |
PDFファイル名 | 011-01-2047.pdf |