種別 | 論文 |
主題 | 鉄筋のコンクリートデイープビームのせん断補強に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 古内仁(北海道大学工学部) |
連名者1 | 児玉豊治(北海道大学工学部) |
連名者2 | 角田与史雄(北海道大学工学部) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 11 |
号 | 2 |
先頭ページ | 333 |
末尾ページ | 338 |
年度 | 1989 |
要旨 | まえがき 鉄筋コンクリートディープビームのせん断力に対する設計方法は、普通のはりと異なるのが通例であり、各国の示方書にその方法が与えられているが、せん断補強鉄筋の効果に関しては相互に異なる内容となっている。土木学会コンクリート標準示方書によれば、ディープビームのせん断補強鉄筋の効果は考えないこととしているが、これは従来十分な研究がなされていないための安全側の近似と考えられてる。本研究では、ディープビームのせん断補強鉄筋としてスターラップと腹部水平鉄筋の影響を検討する。 まとめ 本研究で得られた主な結果を挙げれば、次の通りである。(1)ディープビームにおいてもスターラップはせん断補強鉄筋としての働きをする。しかし、その効果はトラス理論による計算値に比べて小さく、a/dの減少とともに効果が低くなる傾向にある。また、その傾向はスターラップ量が大きいほど著しい。(2)水平鉄筋もディープビームのせん断補強鉄筋としての働きをする。その効果はa/dが小さくなるほど大きい。ACI基準では水平鉄筋の効果を取り入れているが、一般ににかなりの過大評価をするようである。(3)スターラップおよび水平鉄筋を併用するときは、個々の効果を加算することができるようである。 |
PDFファイル名 | 011-01-2055.pdf |